ストレスを減らす為に!

ストレス撃退法　目次

1. 危険です！
2. ストレス蓄積思考
3. 役に立つテクニック
4. ストレス蓄積とストレス撃退

ストレスや仕事や勉強に対する過度の心配は危険です！
これらは身体的、感情的な問題を引き起こし、あなたの健康を害するかも知れませんし、仕事や勉強の能率を下げる可能性があります。
また、ストレスは増加します！
「緊張増加サイクル」の主役は「過度の心配」です。
肩凝りなどの筋肉の緊張や、頭痛、不眠　などは悲劇的な「ストレス蓄積思考」の原因になります。
このストレス蓄積思考は、逆に、肩凝りなどの不快な身体的症状を助長し、それが又、ストレス蓄積思考を発展させるという、悪循環を生みだすのです。
これが、「緊張増加サイクル」です。間もなく、「課題の準備をしなければ！」とか「期日に間に会わさなければ！」と思うだけで、上記の全ての「ストレス症状」を発現させ、なおかつ、「その仕事を避けたい」という思いにかられる様になるのです。

このページでは、どうやって「ストレス蓄積思考」をさけ、反対に「ストレス撃退思考」に入れ替えるかを勉強しましょう！

あなたが、ストレスにさらされている時、あなたは、御自身にどんなメッセージを送っていますか？
そのメッセージは、警告を発してますか、それとも、安心感を与えていますか？
ストレスを減らすためには、如何に自分自身に安心感を与えるかを勉強する事です。
これが「ストレス撃退法」です--あなたの考え方を安心できるものにもどしてあげるのです。

ストレス撃退思考は、私どものいう "理性的なあなた"（Rational You）が生みだすのです。
理性的なあなたは、人生の様々な状況に遭遇した時、安全性と危険性の度合を判断しながら冷静に考えをまとめようとします。
とてもストレスフルな状況におかれると、理性的なあなたはどうなるのでしょう？
理性的なあなたは、ストレス蓄積思考に負けてしまい、仕事や勉強において、集中力や生産性を失う事となるのです。
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ストレス蓄積思考 完璧主義

• いつも「なにか達成しないといけない」というプレッシャーを感じていますか？
• 仕事（勉強）が完璧でないと、自責の念にかられませんか？
• どんなに一生懸命やっても、「まだやりたらない」と思いませんか？
• 仕事でのベストを尽くすためには、楽しみを放棄してまでやろうとしませんか？

セルフ・コントロール

• いつも完全にセルフ・コントロールができてないと気がすみませんか？
• あなたが神経質なっている時、他人に自分がどう思われているか気になりませんか？
• セルフ・コントロールに欠ける時、自分の弱さや失敗のあかしとして受け取りませんか？
• 他人に仕事をまかすのが嫌いではありませんか？

他人を喜ばす事

• あなたの自己評価（self-esteem)は他人があなたをどう思うかにかかっていませんか？
• 上司を失望させない為に、たまに、課題をさけたりはしませんか？
• 他人を思いやる方が自分自身の事を思いやるより上手ではありませんか？
• 他人を失望させる事をさけたいという願望が強くありませんか？

能力

• あなたは、他人ほどの仕事は絶対に出来ないと思っていませんか？
• あなたの判断力は弱いと思っていませんか？
• 常識にかけるとは思っていませんか？
• 「仕事が上手」だと言われると、「そんな事はない、どうしてだろう」と思いませんか？

上記の質問に「はい」と答えた方はストレス蓄積を行っていく事になるかも知れません。
これらの「ストレス蓄積思考」にチャレンジしてください。
実験をおこなって下さい。
まず、「はい」と答えた項目の反対の行動をしてみて下さい。
そして、結果を吟味するのです。
たとえば、あなたが「燃え尽きた」と思ったときは、その仕事をだれかにたのみ、結果を見てください。

「あなたのストレス蓄積思考があなたの行動にどんなに影響をあたえるか」に感心を持ってください。
そのストレス蓄積思考をもっと現実的なそしてストレスの少ない考え方と入れ替えるのです。
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役に立つテクニック

ストレスフルな状況になった時、ストレスのレベルを０点（最もリラックスしている）から１０点（最もストレスを感じている）までの１０段階で評価して見てください。ストレスフルな状況の始まる前、最中、終了後と点数をつけてみるのです。
このようにしてみると、ストレスのレベルは一定ではない事がお分かりになるでしょう。警告的思考に集中したり、肩凝り、不眠などの身体反応に集中している時が最も高く、これらの事にこだわらない時は低くなって行く事がお分かりになると思います。この事は、日常生活の中でストレスを減らす一つの方法は積極的にストレス蓄積思考をストレス撃退思考に入れ替える事を示しています。

ネガティブな思考と戦い、ポジティブな思考と入れ替えると言うことは練習を要します。でも、結果は素晴しいものです。
事実を見直してください、あなたの思考の根拠はなんすか？
その状況を見直す他の方法がありますか？
もしなければ、最悪の事態はなんですか？
あなたは最悪の事態に集中している可能性があります、そして、最悪の事態をまねく事があるかも知れません。
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ストレス蓄積とストレス撃退

ストレス蓄積 "この仕事を期限内に絶対にやれない。"
ストレス撃退 "集中して、一づつかたづければ、徐々にやりとげられる。"

ストレス蓄積 "上司が朝の挨拶をしなかった。彼は、私の仕事に満足してないのに違いない、きっと悪い評価をだろう。"
ストレス撃退 "結論を出すのはまだ早い。上司は機嫌が悪かったのかもしれない。今の所、仕事はうまくいっている。だから、悪い評価得ない限り、上司は私の仕事に満足しているのに違いない"

ストレス蓄積 "私の論文の53ページでおかしたミスが気になってしかたがない。だめな論文だ.皆失望しているに違いない"
ストレス撃退 "完璧な人はいない。論文の内容は良いのだから、そんなに心配する事はない."

あなたの生活にストレス撃退法を加えてください。
困難な仕事をこなす能力が向上するばかりでなく、あなたの生活全般においても大変有効だと思います。

-Shirley Babior, LCSW and Carol Goldman, LICSW.（翻訳：太田 正幸）