地球温暖化 理事長・院長 太田 正幸 |
地球温暖化が話題になりはじめて久しいですね。気象庁の統計によると最高気温30℃以上の「真夏日」は、西日本では、1950年代半ばに減少したものの、1960年代にかけて急激に増加し、その後は、1980年頃まで減少傾向、最近は南西諸島と同様に再び増加してきていますが、1940年代、1960年代と比べて多くはなっていません。
一方、最低気温が25℃をこえる、「熱帯夜」は西日本において1970年代半ば頃から急激に増加しつづけており、真夏日日数の変化とは大きく異なっていることが分かります。このことは過去と比べて、「日中の暑い日はそれほど増えてはいないが、夜間に気温が下がりにくくなっている」ことを示しています。「日較差(1日の気温の変化)が小さくなってきている」とも言うことができます。
いずれにしても「熱中症」に注意して、できるだけ涼しいところで、こまめに水分を補給しながら、この暑い夏を乗り切っていきましょう。